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中山道六十九次|碓氷峠越えの宿

沓掛宿

峠を越えた旅人が、ようやく人心地を取り戻す“最初の宿”。

前の宿(東京側):坂本宿
距離:約 8km 前後(碓氷峠越え)
徒歩目安:半日弱(距離以上に体力と気力が必要)
特徴:静けさが際立つ、峠越え直後の到達点

沓掛宿は、中山道の中でも特に印象深い宿場のひとつ。 江戸側から碓氷峠という中山道最大の難所を越えた旅人が、 ようやく人心地を取り戻す“最初の宿”として知られていました。

険しい峠道で疲れ切った足を休め、草鞋(わらじ)を脱ぎ、沓(くつ)を掛け替える―― その姿から名が付いたとも伝えられるこの宿場には、 安堵と解放感が静かに漂います。

宿場町は大規模ではないものの、街道沿いには落ち着いた佇まいが残り、 山を越えてきた者だけが味わえる「到達の余韻」が今も感じられます。

沓掛宿の見どころ

◆ 碓氷峠を越えた直後の“峠越えの終着点”

峠道を抜けた安心感と、次の旅支度を整える落ち着きが同居する場所。

◆ 宿場の規模が小さく、静けさが際立つ

にぎわいよりも“静かな回復”が似合う宿場。足を止めるほどに良さが増します。

◆ 軽井沢宿直前の、素朴で人情味ある宿場

華やかな軽井沢の手前で、街道らしい素朴さに触れられるのも魅力です。

旅の情景として

坂本宿からの道のりを思えば、沓掛宿は単なる中継地ではありません。
「越えた者だけが辿り着ける場所」――
その静かな誇りが、現代の旅人にも深く響く宿場です。

写真

沓掛宿の風景
沓掛宿の街道風景
◆ 峠越え直後の空気
沓掛宿の静けさを感じる風景
静けさが際立つ宿場の佇まい